読書録

本の内容紹介をしながら、自分の意見を述べます

第ニ回 『外国語を話せるようになる仕組み』 サイエンス・アイ新書

この本で紹介されているのは主に、シャドーイングの利点と、その根拠、そして、シャドーイングの効果的な実践方法です。そもそもシャドーイングとは、ある外国語を聞ききながら、何も見ずに、即座に復唱するという勉強法です。

今回は根拠を書くと長くなるので単刀直入に、シャドーイングの利点と、効果的な実践方法をこの記事で書こうと思います。

まずシャドーイングの利点は、主に3つです。

1つ目は、発音や、 リズム、イントネーションの向上。

2つ目は、リスニング能力の向上。

3つ目は、即座に言いたいことを英語で話すことのできる力、即ち、スピーキング能力の自動化。

そして、実践方法は、f:id:Hosshi0306:20180623234242j:image

1、リスニング

一度だけ、何も見ずに聞きます。100%理解する必要はありませんが、ここで内容がさっぱりわからない場合、聞く文章をもう少し容易なものにしましょう。

2、マンブリング

シャドーイングのリハーサルで、声に出すか出さないかな小声で、まずは、やってみるという段階です。いきなりのシャドーイングは難しいからです。

3、パラレルリーディング

名前は難しそうですが、要するに音読です。テキストを見ながら、音声を聞き、音読をします。

4、意味チェック

ここにきて、わからない単語や文構造を辞書などで調べます。

5、プロソディシャドーイング

英語の発音や、リズム、イントネーションに注意を向けシャドーイングします。ここで日本式発音や自分なりの発音で復唱すると意味を成さないので、気をつけます。ほぼ自動化を達成するまで練習します。

6、コンテンツシャドーイング

内容を理解しながら、スラスラと復唱します。約6回がオススメです。

ここでシャドーイング学習は終了です。

7、リピーティング

ここからは余裕のある人だけやります。文単位で音声を止めて、そのフレーズを繰り返します。これはシャドーイングがしっかりと出来ているかの確認と、英文を覚えるための学習法です。

8、レシテーション

テキスト全体を苦もなく言えるまで暗唱します。録音などして、自分の音声を確認するのもいいと思います。

この8段階になります。

(余談)

僕もこの勉強法を使ってドイツ語を学習していくので、結果をこのブログで報告するつもりです。