読書録

本の内容紹介をしながら、自分の意見を述べます

第五回『バカの壁』 養老孟司

まず、この本のタイトルにもなっている「バカの壁」には2つの意味があります。

1つ目は、人は、自分の知りたくないことについては、自主的に情報を遮断してしまうということです。

例として、女子は、いずれ自分が出産することを知っているので、出産ビデオを細部まで見ますが、男子は、しっかりとは見ずに、こんなことは知っていると思い込むことが挙げられています。

2つ目は、人間は変わらないという誤った大前提が置かれていて、このことに無自覚であるということです。

物事を知ることによって人間は、変化します。したがって、世界の見え方が変わってしまいます。このように、新しく情報を得ると、興味が変わり、また新しく入ってくる情報が変わります。

そして、この「バカの壁」を提唱して筆者が伝えたいのは、色々なことをきちんと体験して、知ることで情報を得て、1つの物事にとらわれないということです。

 

感想

この本はとても内容が濃く、上手くまとめきれないです。欲や、経済、宗教についての言及も多々あり、上手く意見を抽象化することができず、結局、一般論に引っ張られた要約になってしまった気がします。後日、もう一度熟読して、まとめようと思います。